幸せな老後は皆の願い。転ばぬ先の杖の本を探します。
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変われる国・日本へ イノベート・ニッポン 変われる国・日本へ イノベート・ニッポン
坂村 健 (2007/03/12)
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坂村健氏は現在東京大学の理学部情報科学教授でコンピューターアーキテクチャ「TRON」の提唱者で世界的権威です。

この本からは日本の問題点、弱点が見えてきます。

坂村教授のご苦労がわかります。坂村教授はトロンプロジェクトに長い間取り組むなか、イノベーションを起こす難しさをこの本で指摘しています。この国はイノベーションを起こす体制になっていない。このままでは日本は駄目です。ではどのようにすれば良いか・・・・

要約です。
イノベーションはプロダクト(製品開発)、プロセス(方式・運用)、ソーシャルイの3つに分けられます。
日本はプロダクト、プロセスのイノベーションは得意ですが、ソーシャルイノベーションが弱点です。制度とか構造の部分です。多くの場合インフラ・イノベーションです。

日本はETCを高速道路に導入しましたが、シンガポールはGPSを義務付け通行を把握し課金するシステムを計画しています。
日本のETCは技術はすばらしいが投資面、運用面で問題が多いシステムだとしています。

このようなことは韓国に敗れたモバイル放送においても言えます。
日本は技術が優れているが普及には国の方針、法律、文化、制度、企業が関係していると分析しています。

日本には技術力がありますが、イノベーションが進まないのはなぜか。
「オープン」「ユニバーサル」「ベスト・エフォート」がキーワードです。

「ベスト・エフォート」とは最善の努力。日本人は完璧を求めすぎる。大きく変化する時代、日本人のコンセンサスに「ベスト・エフォート」の哲学が必要です。

文化の違いを無視して世界がフラット化していくなんてありえない。

ここで私はグローバルスタンダードとは何かと疑問を持ちました。

答えは坂村教授の前著「グローバルスタンダードと国家戦略」にありました。

グローバルスタンダードとは「自分たちの技術をグローバルなスタンダードにするにはどうするか」という文脈で使う言葉なのである。
しかし、グローバルスタンダードを獲得するのは、簡単ではない。言葉の壁、地理的な問題、会社の体制の問題、さまざまな問題がある。しかし、一番の問題は、日本に「国家戦略」がないことでる。・・・・・・と述べておられます。

つまりは日本には日本の伝統文化がある。迷うことなく日本方式で行くことが世界に通じると解釈すれば良いのでしょうか。


イノベーションを起こりやすい国にするにはどうすればいいか。答えのヒントはこの本をしっかり読むことです。

「環境を整備して革新的に変えなくてはならない。産学官民連携も必要です。」

「日本は権威が邪魔するストックの時代になっている。人材、投資、インフラ=環境をフロー向きに変える。それが国際競争に勝ち抜く三大要素です。」

坂村教授はユビキタス社会についてプライバシーの問題についても触れていますが、全ての問題の解決を待っていれば前に進まないと私も思います。
それよりもユビキタス社会の明るい未来を、私達の英知で推進することが必要です。坂村教授を応援したい気持ちでいっぱいです。
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